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徒然 わが家の食糧安保

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今頃はすべき野良仕事もありません。堆肥にする落ち葉を集めたり、今年の春夏野菜の種を種苗店から取り寄せるくらい。この日は畑に行って一週間分の野菜を収穫してきました。
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そういえばそろそろ3.11.の大地震から8年が経とうとしています。この辺は津波の被害はありませんでしたが、電気や水道といったインフラが数日間途絶しました。移動や暖房のための燃料も底を尽き、食料や水のストックはみるみるうちに無くなり、補給をしようにもスーパーのシャッターは閉まったまま。コンビニの棚は空っぽの状態。
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新鮮な野菜にはありつけず、食べものといったら乾きものやインスタント、そして缶詰といった間に合わせのものばかり。
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そうだ、これが落ち着いたら畑で野菜を育てよう
畑があれば野菜に困ることはない!!
という単純な発想で知り合いから耕作放棄地を使わせてもらうことになった次第です。
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張り切って野良仕事に精を出しますが、それまで使われていなかった土地だからとても痩せていて、なかなか思うように野菜が育ちません。しかも至る所から雑草が生えてきて、それを鎮圧するのに大変な労力を要します。夏は来る日も来る日も雑草退治。家から出る生ごみと米糠、それと油かすを混ぜて、少しずつ土壌に養分を蓄えます。動物質の肥料や化学肥料は一切使わない自然農法だからとにかく時間を要します。さらに落葉樹からの落ち葉や麦わらを集めて半年~一年寝かせてから堆肥を造り、それを土に漉き込みます。
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最近はようやく土に養分が蓄えられてきたようで、サイズは小ぶりですが、なんとかカタチになってきました。雑草もだいぶ減ってきて、それほど頻繁に草刈りをする必要もなくなりました。
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おかげでスーパーで野菜を買わずとも食卓には色とりどりの旬の野菜が載せられるようになりました。市販されている野菜と違い動物質の養分を使わないので、成長まで時間が余計にかかるが、その分、陽の光をたっぷり浴びてビタミンやミネラルが豊富に蓄えられ味の濃い野菜になります。四六時中ファーストフードばかり食べると肥満になった挙句に成人病を引き起こしますが、自然農法の野菜を例えるなら、玄米菜食をメインに規則正しい寝食をして病気のリスクが減るようなイメージの野菜といえばいいのでしょうか。

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