ALAYA TIERRA (赤) 750ml
非常に難しいとされていたティントレラ100%のワインで、試行錯誤の上に完成させることが出来ました。'10VTがファースト ヴィンテージです。葡萄園は二つの区画です。標高は1,000mの高地で、粘土石灰岩土壌。北東向きです。収穫は手摘みで行います。ステンレスタンクで27度以下に保ちながら発酵、マロラクティック発酵は樽で行います。熟成はフレンチオークとアメリカンオークのバリック(新樽)で15ヶ月行います。ろ過も清澄もせず瓶詰めします。ガルナッチャ ティントレラのポテンシャルの全てがこのワインに詰まっています。本当に入手困難なワインです。明るい赤の色調のあるチェリーレッド。興味深く複雑な高い香り、ミネラル、黒い果実が、繊細な木のアロマへと続きます。力強い味わい、がっしりとし、熟していて絹のようになめらかな味わいです。注意をひくタンニン、しっかりとしたアルコール度はワインの個性と調和をみせています。
アタラヤとは、ボデガのある場所の名前で、「監視の塔」という意味です。 ガルナッチャ ティントレラは、スペインではアルマンサでしか見られない土着品種です。ガルナッチャの別名ではなく、アリカンテ ブーシェの別名です。全くの別物で、ガルナッチャとプティ ブーシェの交配種です。栽培も醸造も非常に難しく、良いワインにするのはさらに難しい品種です。皮だけでなく果肉や果汁にも色がついている珍しい品種で、そのため完熟すればとてもきれいで強い色がワインに表れます。タンニンが多く、ストラクチャーがしっかりしています。畑を買った当初は、メルロやカベルネ ソーヴィニヨン、テンプラニーリョも植えられていましたが、全てガルナッチャ ティントレアを接木しました。