Chardonnay Locura 1 / Clos des Fous (白) 750ml
フレッシュで果実味が豊かなシャルドネ。花や白い新鮮な果実をノーズに感じ、高いレベルの酸がフィニッシュまで続く。ミネラリーで骨格の整った味わい。チリ産シャルドネ畑の中でも最も標高の高い特別な地区、カチャポアルの山中に広がる2つの畑のブドウをブレンド。カチャポアル川の堆積物である炭化砂利によるミネラル感にはシャブリ生産者も驚きます。樽は使わずシャルドネのピュアな果実味と酸味を表現したワインは、今までのチリワインの概念を打ち破ります。
世界的地質学者ペドロ・パッラ氏″渾身のブランド
『良質なワインをうみ出すには”テロワール”を知らなければならない』とチリワインに初めて本当の意味でのテロワールの概念を持ち込み、数々のスーパープレミアムなチリワインを成功させてきた、世界が注目するテロワリスト『ペドロ・パッラ氏』。クロ・デ・フは氏が究極を追い求めて、辿り着いた、自らが手掛ける渾身のブランドです。現在では、母国チリ以外にも、イタリア屈指の醸造家『アルベルト・アントニーニ氏』とタッグを組みアメリカ、イタリア(ポッジョトンド)、アルゼンチン(オルミガス)で、又フランス、アルメニア、ウルグアイでもコンサルタントを行っています。
オーナー兼地質学者 ペドロ・パッラ氏
唯一無二の地から、大地を反映するワインを
クロ・デ・フの目指すワインとは、『いつ飲んでも、岩・石を感じるテロワールを素直に表現した、これまでにはない究極のテロワールワイン』です。このようなワインを実現させる為、究極の土地を求めて長い年月をかけて、畑にふさわしい土地を探してきました。クロ・デ・フの畑は、一般的な平地のブドウ畑とは異なり、岩の多い斜面に位置します。深く土を掘ると、からなず地層の深い所に小さい根を見つけることが出来ます。パッラ氏曰く「このような土壌からうまれるワインを口にすると、土地のキャラクターがおのずと現れる」と言います。ワインに複雑味は不可欠ですが、醸造所内でそれを付けることは一切しません。何故なら、パッラ氏は複雑味は畑の地層にある-「台地の下にある複雑な土壌の形成、岩の入り方、岩の種類とその形状等がワインの複雑味を左右する」-という考えを持っているからです。
シャルドネ→ロクラ・ウノがうまれる畑
コジャ畑はロクラ・ウノ シャルドネにとって、なくてはならないテロワールです。ロクラとはスペイン語で”狂気”を意味します。標高が高いアンデス山脈の冷涼な地区で、これまでシャルドネを育てるということを誰一人考えなかった、そんなクレージーとも言える場所での栽培に踏み切った事から由来します。樹齢19年の畑は、標高950mmの位置にあり、チリシャルドネの栽培地として最も標高が高い畑です。
畑名Coya畑(産地:カチャポアル): 意味は狂気
■気候
気候は山間部の気候帯で、氷河と雪により積雪も多い寒冷地です。ワインに含まれる天然の酸度は、1硫酸( H2SO4 )リットルに対して4.5グラム、Phの値は3.2と非常に恵まれており、チリのこの品種としてはとてもユニークです。
■土壌
シャルドネを栽培する土壌の選定は、注意深く行われました。パッラ氏が求めた土壌は、深く伸びる神経根ともなるシステムが形成出来うる土壌で、水はけのよい事が条件でした。また、十分な水源が確保されていることも必須でした。畑の土壌には、多くの岩が含まれ、これらの角張った岩はある程度脱塩されています。土壌は、崩積土壌と火山質土壌からなり、カチャポアル川の堆積物である炭化した砂利がワインにミネラル感を与えてくれます。