Merlot Reserve Pat's Garden / Ken Forrester (赤)750ml
ケン・フォレスターが最初に植えたメルローの畑が目の前にある家に住んでいた義母であるパトリシア(パット)が、畑の様子を常に伝える役目を担っていたことから、パッツ・ガーデン(パットの庭)と冠してリリースしています。深みや凝縮感がある味わいで、エレガントながらも骨格がしっかりと感じられる赤ワインです。
濃いルビーレッド。カシス、ブラックベリー、ブルーベリーを思わせるベリー系の素晴らしいアロマに、コーヒーのニュアンス。柔らかなタンニンに、ジューシーなベリー系の風味が存分に味わえ、オーク樽熟成による豊潤さが複雑性を与えています。
使用品種:メルロー主体、カベルネ・フラン
ケン・フォレスター氏は、1694年からブドウを栽培している歴史あるステレンボッシュのブドウ農園へ1993年に移住し、ワイン造りを始めました。シュナン・ブランの古木から造られるフラッグシップは高い評価を得るなど、南アフリカを代表するワイナリーです。移住前にはロワールでのワイン造りを経験したケン・フォレスターは、当時の南アフリカでは安いバルクワインやブランデーの原料としてみなされていたシュナン・ブランで、何か特別なことをしたいと考えていました。 93年の移住時に、ブドウ畑には1974年に植えられたシュナン・ブランがあり、コンサルタントからはシャルドネやソーヴィニヨン・ブランのような流行りのブドウに植え替えることを勧められましたが、これに従わず古いシュナン・ブランを植え続けました。 彼の友人であるワインメーカーのマーティン・マイナート氏と新しいシュナン・ブランを造ろうと「シュナン・プロジェクト」を立ち上げ、完成したのが今日の「The FMC」です。著名な評論家から高評価を得て、南アフリカのシュナン・ブランの地位向上に貢献し、シュナン・ブランで名を馳せたことからミスター・シュナン・ブランと呼ばれています。除草剤や殺虫剤は使用せず、全ての作業に機械は用いずに、収穫も手摘みで行います。 南アフリカワイン協会が2010年に制定したサステナビリティ認定保証シールが貼られています。 このシールは、通常の南アフリカワインに貼られているトレーサビリティを保証する意味の他に、以下の条件をクリアしていることが必要です。化学農薬の使用を極力抑え、農場では害虫の天敵を取り入れる。世界有数の豊かな植物区の生物多様性を保護する。廃水を浄化する。農場で働く人々の健康と安全衛生を確保する。