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徒然

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今月のワイン会のテーマは「ボルドーの表と裏」でした。

その昔、ボルドーワインの補助品種として南西地方の色の濃い品種を混ぜていたそうです。それによって濃厚さを水増し、していたとかいないとか?
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自然派ボルドーのメルローワインは秋刀魚の塩焼きとの相性が抜群でした
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現在は、当局が厳しい監視の目を光らせ、慣行及び有機農法のルール内で、伝統的製法によるワイン造りを遵守させています。それを守らない場合は原産地を名乗れずに格下げの罰を受ける事になります。

しかし、昔のように水増しではなく、ピュアに品質向上を求めた結果、原産地を名乗ることの出来ない「自然派」の造り手も存在するようになってきました。そうした造り手は型にはまった葡萄栽培や醸造を嫌い、独自のスタイルで高品質なワインを表現します。
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そうした造り手のひとつ「シャトー・ル・ピュイ」。

『現在、シャトー・ル・ピュイの畑を独立したAOCとし て認可を受けるべく活動している。もし、認可された 場合にはボルドーで唯一のモノポールとなる』

彼等の醸造は他のボルドーとは比較にならないほど丁寧で特殊です。

ブルゴーニュ的とでも言いましょうか。

大型ワイナリーが多いボルドーでは珍しく、畑の管理は全て家族が行い、コンポストも手作り。

区画毎に分けて熟度を調べて50区画以上に分けて収穫、分けて発酵。

一部全房を使った発酵は「サマージュ・キャップ」と言われる手法を採用していてルモンタージュやピシャージュは一切しません。

マセラシオン中に果皮を刺激してアントシアニンやタンニンをできるだけ多く抽出する現代ボルドーとは正反対で果皮を動かさず、ネットでモストの中に沈め、発酵中の二酸化炭素の気泡による刺激だけで果皮のエキスを抽出するのです。

更に、酸化防止剤も液体で添加するのが普通ですが、彼等は酸化防止剤を気化させて、それをボトリング前のワインに触れさせるだけ。

酸化防止剤の影響は限りなく少ないか、もしくは全く使用しません。

サマージュ・キャップで元々色調が薄い上に、色素を固定化させる特性のある酸化防止剤も少ないので、彼等のワインは熟度が高くても色調が薄いのです。

過度な抽出ではなく土地の味わいの追求。
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