FLORALIS MOSCATEL ORO / TORRES (白・甘口デザート) 500ml
こちらはトーレスが造る、上品な花の香りと、官能的な風味が人を惹きつけるフォーティファイド(酒精強化)ワイン。モスカテル・デ・アレハンドリアを100%使用。一年間熟成されます。かつての古代ローマ人たちはモスカテル(ミュスカ)のことを、その花に吸い寄せられた蜂の様子から、「アピアナーエ」(アピ=ラテン語で蜂を指す)と呼んでいました。モスカテルが生む味わいは、それほど華やかであり、このエレガントな甘みは一度飲めば虜になってしまいます。
スペインのバルセロナの近郊、ペネデス地方でワインを造り続けて140年以上という長い歴史を持つワイナリー、トーレス。その長年の経験を土台とし、1960年代から国際品種のワイン造りやステンレスタンクの使用など、積極的に革新的なワイン・メイキングも採用し、スペインワイン界のリーダーとして世界中のワインラヴァーから称賛を得ています。1979年には、フランスの権威あるレストランガイド、ゴーミヨ誌主催でパリで開催されたワイン・オリンピックにおいて、 グラン・コロナス・ブラックラベル1970年ヴィンテージ(現マス・ラ・プラナ)が、ボルドーのメドック格付け第一級シャトー・ラトゥールやシャトー・オー・ブリオンを超える評価を獲得し、世界の注目を集めました。2002年には世界的に権威あるデキャンタ誌にて当主ミゲル・トーレス氏が「マン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。更に2006年にはワイン・エンスージアスト誌にてヨーロッパ最高のワイナリーに選出されたという、まさにスペインワインを代表する輝かしい実績を有しています。ワイナリーは徐々に生産地の拡大を行い、現在では、カタルーニャをはじめ、リオハ、リベラ・デル・ドゥエロ、リアス・バイシャス、ルエダなどスペインの主要産地を網羅。トーレスの定番である、牛のマスコットでおなじみの「サングレ・デ・トロ」から、前述の通りボルドー一級シャトーを超えたカベルネ・ソーヴィニヨン、「マス・ラ・プラナ」まで、スペイン各地においてブドウ品種と土地の個性を最大限にひき出した高品質なワインを生み出しているのです。またワインを生み出す環境、人に優しいワイン造りを目指して日々研究に励んでいます。活躍の場は、スペインにとどまらず、チリやアメリカでもワインを生産。合計1300ha以上の畑も所有し、世界140ヶ国以上で愛飲されています。そのワインの多くが各国のワイン・コンペティションで数々の高評価を獲得。トーレスの進化は果てることなく続いています。