PIF-PAF / DOMAINE DES BALMETTES (赤)750ml
黒色泥灰土、東南東、収量20hl/ha、標高80m、手摘収穫、SO2無添加のコンクリートタンク熟成。ブルーベリージャムのような甘み、滑らかな舌触り。開けたてはグルナッシュのフレッシュな果実味の印象がつよく、時間がたつほどに丸みが増し、シラーのニュアンスが花開く。
キュヴェ名は、音楽に打ち込んだ当主サラニ氏の若かりし時代を振り返り、パンクグループ<Ludwig Van88> のMonsieur PIF PAFという曲へのオマージュを込めたワイン。
ドメーヌ・デ・バルメットはフランス南西部の都市ペルピニャンに程近いCases-de-Pène村の4haの畑から2003年にスタートしたドメーヌ。(現在は9haまで拡大)当主リュシアン・サラニは、豪快で愉快で心優しい田舎のおじさんと言った面持ち。かつてはブルゴーニュのクロード・マレシャル等で働いていた経歴を持ち、ビオロジック農法で丁寧なワイン作りを行う情熱家。優しい味わいで、すっと喉に流れていくような綺麗なスタイル。南のワインを思わす強さはなく、極まれに出会う南のソワフワイン! ブルゴーニュでブドウ栽培に携わった影響でリュシアンは熱心なモノセパージュ(単一品種)支持者。「複数の異なるブドウをアサンブラージュしてテロワールの個性を表現することは非常に難しいことだ(コープランタシオンを除く)が、ビオロジック農法で育てられたブドウでならば唯一その表現を可能にしてくれる」という哲学のもと、アサンブラージュワイン作りにも挑んでいる。また、畑においてもカーヴにおいても化学的な物は一切使用していない。(全てのワインにおいて人工酵母や酵素、酸化防止剤などは一切添加しない)