Pause Canon Rose / Gilles Azzoni / Le Raisin et L‘Ange (ロゼ)750ml
テリのある淡い桜色。桜餅、苺、セロリなどのフレッシュながら甘いニュアンスのある香り。のど越しが心地よい。複雑さや重厚さを楽しむタイプではなくあくまでその若々しさを香りと味わいで愉しむことが出来るワイン。品種:ガメ、メルロ、カベルネ・ソーヴィニョン
※残糖なし、豆感は開けたてから少し感じるが、抜栓3日後でも豆感は強くならない。
ピエール・オヴェルノワ、クロード・クルトワらを敬愛し、「亜硫酸無添加が絶対条件。ワインにブドウ以外のものは入れない」を信条とする、ジル・アゾーニのドメーヌ。ジルはパリで生まれ、ヴォルネイでの修業後、1983年、アルデッシュの静かな渓谷の山間でドメーヌ開設。畑はつい近年まで携帯電話も通じない、孤絶した地域であった。「ブドウはイエス・キリスト。畑は聖母マリア。造り手は二人に従う羊飼いである」を哲学に、真摯かつ情熱的なワイン造りで、濃いばかりで単調になりがちな地域のシラーやグルナッシュから、熟成後にブルゴーニュも及ばないほど繊細で複雑な美しいワインを生む。2016年から息子のアントナンが醸造に加わり、ワイナリー名義も息子の名に変更したが、当面はジルもワイナリーに残り、アントナンを手助けしている。アントナンの加入後はワイナリーの形態もネゴシアンへと変わり、アルデッシュの数人ブドウ栽培家達と契約している。栽培家の中には、やがてはヴィニュロンになろうという人もいて、アントナン達から醸造を学び、ワイナリーを立ち上げる若手も出ている。