Morgon Tradition / Charly Thevenet (赤) 750ml
醸造は天然酵母を使用し、SO2を添加せず、コンクリートタンクでマセラシオン・カルボニックを行います。マセラシオンは、年によって2週間以上続きます。一般的にはフリーランジュースとプレスジュースをプレス後にブレンドし、コンクリートタンクで6~8ヶ月熟成させます。翌春に無清澄・無濾過で瓶詰め。静かに香ります。ナチュラルガメイによくある赤系果実のキャンディの様な華やかさはありませんが、複雑な余韻で飲み手を楽しませてくれます。時間はかかりますが素晴らしいガメイです。
ボジョレーの基盤土壌は花崗岩ですが、ジャン・ポールのモルゴンは花崗岩の上に粘板岩があるのが特徴で、標高も高く、レニエより力強いワインになりがち。それに対して、チャーリーが取得したレニエは花崗岩の上を砂質が覆っていて、軽い土壌。標高は250mながら、南東を向いているのでモルゴンより冷涼な区画。1988年にクリュ・ボジョレーに昇格したばかりの若い産地、所有する2つの畑は1932年と1946年に植えられた平均樹齢80年の区画で合わせて3ha。砂質と酸化した鉄を含むピンクの花崗岩が多く含まれている理想的土壌です。

1990年代、マルセル・ラピエール、ギィ・ブルトン、ジャン・フォアイヤール。そして、ジャン・ポール・テヴネはボジョレーのギャング・オブ・フォーと呼ばれました。この4人のなかで最も古典的なのがジャン・ポール・テヴネ。皆が畑を拡大する中、一切畑を増やす事なく、同じワインを同じ量だけ造り続けてきました。ジャン・ポールは最近のヴァン・ナチュールの流行によって、逆に土地の表現が見えなくなっている事を嘆いています。醸造方法だけが注目されている事に不安を感じているのです。土壌や気候だけでなく、文化も含めてテロワールであり、どこでも同じような味わいのヴァン・ナチュールを造るのはワイン文化を衰退させると考えているのです。 その息子、チャーリーは父親の考え方を引き継ぎ、醸造学校では学ばず、父親の下で働きながら葡萄栽培、ワイン醸造を学んでいきます。レニエの畑を取得してワイン造りを開始。その後、ジャン・ポールのリタイアのタイミングでモルゴンの畑も相続し、ジャン・ポール&チャーリー・テヴネとなります。 『レニエは今っぽい明るく軽快なスタイルでフレッシュ。モルゴンはジャン・ポールの醸造を踏襲していて古典的で成熟したスタイル。重心が低く、複雑性を重視しています』。










