Denton Nebbiolo / Denton View Hill Vineyard (赤)750ml
豪州ネッビオーロの達人、ルーク・ランバートが仕込む極上ワイン。フレッシュで甘酸っぱいチェリーやラズベリー、仄かにタバコやハーバルを感じ、熟したタンニン、複雑な風味を持ちます。醗酵:ステンレスタンク(完全除梗/天然酵母) 熟成:フレンチオークで18カ月熟成(新樽20%/500L)清澄無
デントン・ヴュー・ヒル・ヴィンヤードは在日オーストラリア大使館(東京)の設計を手掛けたデントン・コーカー・マーシャルの世界的建築家であるジョン・デントン氏と彼の息子サイモンによって、銘醸地ヤラ・ヴァレーの中心地、ヤラ河の北岸の孤立した小高い丘に1996年に設立。
この地は、ヤラ・ヴァレーでは非常に珍しい花崗岩質土壌で、「ヤラ・ヴァレーで最も珍しい土壌であり、永続的に卓越したブドウが生まれる地」と評論家ジェームス・ハリデー氏も絶賛する唯一無二のテロワールが存在します。
デントンでは、可能な限り有機農法でブドウを栽培し、灌漑もできるだけ施さず畑の向きや傾斜度、土壌の違いなどから畑を細かくブロック分けし、それぞれの環境に適したブドウや異なるクローンのブドウを栽培し、別々に醸造します。
ここでもナチュラルな作りを第一に考え、可能な限り自然に任せて、人的介入を抑えたワイン造りを行います。
デントンワインの評価は非常に高く、豪州で最も影響力のあるワイン評論家の評価サイト、ワイン・コンパニオン(ジェームス・ハリデー氏)ではワイナリーに与えられる最高評価の5ツ星を獲得し、ヤラ・ヴァレーの中でもひと際異才を放つワイナリーとして注目を集めています。
自社畑はヤラ・ヴァレー中心地の外れ、ローワー・ヤラ・ヴァレーに位置する小高い丘「ビュー・ヒル」にあり、畑からは辺り一帯に広がるヤラ・ヴァレーの銘醸畑を見下ろす事ができます。ヤラ・ヴァレーでは非常に稀な花崗岩質土壌主体のこの畑からは、芯の通ったストラクチャーと火打石のようなニュアンスを持つ非常に高品質なワインが生まれます。
この地は、3.7億万年前のデヴォン期に花崗岩の岩栓によって形成されました。砂岩やシルト質土壌が主体の他のヤラ・ヴァレーの土壌とはことなり、ここだけが結晶化した石英を含む花崗岩質土壌から成ります。表土は浅く、岩を含み非常に水はけも良い畑で、収量は自然に少なく制限されることもあり、高い品質のブドウが育ちます。
ユニークなテロワールは花崗岩質土壌だけでなく、その気候にもあります。
この地は、ヤラ・ヴァレーで最も温暖なエリアに位置し、成長期は穏やかな日光が畑を照らします。この結果醸造面ではできるだけ人の手を介さないアプローチが可能となります。
アルコール醗酵、マロラクティック醗酵は自然酵母だけで行い、醗酵中の温度コントロールも行いません。更には、樽の使用を極力抑え、醸造後の清澄・フィルタリングも行わずボトリングします。こうして生まれるデントンスタイルのワインは、フレッシュかつ刺激的な花崗岩土壌に由来するエネルギーがグラスから溢れ出るような味わいに仕上がります。