Oregon Pinot Noir / Domaine Drouhin (赤) 750ml
オレゴン州:ウィラメット・ヴァレー ダンディー・ヒルズ。土壌:火山による火成岩で玄武岩の風化による鉄分、ミネラルを多く含んだ赤茶色の土壌(Jory Loam)、発酵:天然酵母。ステンレスタンク醗酵で15日~16日。熟成:フランソワフレール社のフレンチオーク(小樽)で熟成され、新樽率は20%以下。
ブルゴーニュとは異なる表現力を持っていますが、そのエレガントさはコート・ド・ニュイのピノ・ノワールを想わせます。ブラックベリーやブラックチェリー、フレッシュなハーブ、コーヒーを想わせるような香り。やわらかい口当たりで、口中に長い余韻が感じられることから、その余韻とお食事とのマリアージュをお楽しみいただけます。
ドメーヌ・ドルーアン オレゴンは、1987年、アメリカ オレゴン州のウィラメットバレーに、メゾン・ジョゼフ・ドルーアンが設立したワイナリーです。ドルーアン家の長女ヴェロニクがワインメーカーを、長男フィリップがヴィンヤードマネージャーを務め、本家ブルゴーニュのドルーアンのポリシーを受け継ぎ、異国の地で素晴らしいワインを造っています。 ドメーヌ・ドルーアン オレゴンの始まりは、1961年、先代社長であるロベール・ドルーアンの西海岸への出張がきっかけでした。カリフォルニアワインが世界に知られはじめたばかりのこの頃、オレゴン産ワインは全くの無名であったにも関わらず、ロベールは、この地こそが、ブルゴーニュの特有品種であるピノ・ノワールの育成に最適な場所であると直感します。さらに1979年、パリで行われたワインコンクールにおいて、オレゴン産のピノ・ノワールが、多数のブルゴーニュワインを差し置き、最優秀賞を受賞したことにより、ロベールの直感は確信に変わりました。 1986年、ヴェロニクが大学の醸造学科を卒業するや否や、オレゴンの数社のワイナリーに研修に行かせ、翌年には、この地でのワイン造りを決意します。ドルーアン オレゴンが所有する南斜面の畑に出会った時、その土地は、小麦とクリスマスツリー用の木の畑でしたが、新世界で、これほどピノ・ノワールの栽培に適した場所はないと、 91ヘクタールの土地を即座に購入し、ドルーアン オレゴンは誕生します。