CENTRAL COAST CHARDONNAY / CALERA (白)750ml
こちらのシャルドネ セントラル・コーストは、カレラの白ワイン中でもスタンダードなキュヴェ。サンタ・バーバラからサンフランシスコまで広がる広大なセントラル・コーストにおいて、カレラが最良と考える複数の畑のブドウから造られます。素晴らしい濃厚さと美しいミネラル感、鮮やかな柑橘系果実の風味、高い酸など、様々な要素のバランスに優れた飲みやすいスタイルで、この地域のベンチマークとなっている1本です。
唯一無二の地で造られる「地球上で最も魅力的なピノ・ノワールのひとつ」
カリフォルニア州 セントラル・コーストに本拠地を置くカレラ は、カリフォルニアのピノ・ノワールにおける伝説的な醸造家、故ジョシュ・ジェンセン氏が1975年に創業したワイナリーです。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティなど名だたるワイナリーで働いた経験から、冷涼な気候でブルゴーニュと同じ石灰質の土壌を持つマウント・ハーランの土地を購入。1990年には、ここに畑を所有するカレラのためだけに原産地呼称「マウント・ハーランAVA」が認定されました。「カリフォルニアのロマネ・コンティ、「ニューワールドにとどまらず、地球上で最も魅力的なピノ・ノワールのスペシャリスト」と絶賛されるなど、カリフォルニアを象徴するワイナリーのひとつとしての評価を獲得しています。
カレラでは非介入のワインメイキングのため、グラヴィティ・フローを導入し、7層の多段式設計を採用しています。ワイナリーは急斜面に位置しているため、階段層のような形で上から下へブドウやワインを降ろすことが可能です。
機械の力で動かすのではなく、重力を活用した自然な方法を用い、穏やかで自然なハンドリングにより生まれる高い品質を目指しています。「偉大なワインを造るためには、ワイン造りの過程で穏やかな方法を採用することが不可欠である」と考えているのです。
醸造でも、人の手が介入するたびに多くのものがワインから奪われるという考えから、赤ワインでは可能な限り全房発酵。オープントップの発酵槽で、30℃ほどの温度で野生酵母により発酵させます。澱引きは最小限に抑え、単一畑のワインは約30%の新樽比率で、フレンチオークにて約16~18カ月間熟成。セントラル・コースト・シリーズのワインは約10~15%と新樽比率は低く、熟成期間も10~11カ月と短く実施します。
シャルドネに関しては、全房圧搾し、マウント・ハーラン・シリーズは新樽比率25~30%、セントラル・コースト・シリーズは新樽比率10~15%で発酵。その後自然なマロラクティック発酵が完了するまで毎週樽を攪拌し、澱とともに 15カ月間熟成させます。ヴィオニエは主にコンクリートタンクを使用し、ヴィンテージによって樽を併用しながら15カ月間熟成。このように品種やシリーズごとに醸造方法を使い分け、その魅力を引き出しているのです。