Château du Haut-Maray Rouge (赤) 750ml
樹齢は7~20年で、収穫量は35hL/haです。厳しく選別します。除梗して、品種別に、低めの23度に温度管理の下、ステンレスタンクとコンクリートタンクで4ヶ月発酵させます。ルモンタージュしながら、ゆっくりと行います。マロラクティック発酵は、26度に維持し100%樽(30%新樽、残りは1回使用樽)で行ない、22ヶ月熟成させます。樽はシャトー パヴィ モデルやアリエ産の樽を使用します。清澄はせず、極めて軽くフィルターを通します。しっかりとした骨格があり、10年以上の熟成の可能性を持っています。葡萄品種:メルロ70%、カベルネ ソーヴィニヨン30%
畑はボルドー南部のガロンヌ河左岸に位置するマゼール村にあります。兄のジェロームが馬を飼える場所を探していて初めてこの土地を見た時、石灰岩土壌であり斜面であるということに惹かれ、この地でワイン造りをすることを決意しました。INAOの土壌調査で、サンテミリオンやフロンサックのような土壌であることが分かり、闘志に火が付きました。非常に質の高いワインが生まれる可能性を持った畑だということが分かったからです。
寡黙で職人タイプの弟ジュリアンは、畑を買う前からエノログを目指し、ボルドー大学へ通っていました。1999年から大きなワイナリーで働き、2005年からはシャトーパヴィで働いています。
所有するのはわずか3haの畑ですが、ワイン造りはグラン ヴァン並。畑の手入れも整然と行き届いています。グラーヴの典型的な砂利質ではなく、石灰岩土壌の畑から生み出されるワインのポテンシャルには期待が出来ます。造るのは赤、白1種類ずつ。生産量は、赤が10,000本、白2,000本。収穫量は35hl/haです。赤はグラン クリュ クラッセのようなワイン、白はアロマとフレイバー豊かでフィネスのあるペサック レオニャンのようなスタイルを目指しています。今は、ステンレスタンクとコンクリートタンクが2本ずつしかない、まさにマイクロシャトーです。