Mandilaria Cabernet Sauvignon / Aoton Winery (赤)750ml
ギリシャで最も濃い色調を持つマンディラリアを使用。長期熟成も可能なフルボディ。マンディラリアはギリシャで最も濃い色調を持つ品種の1つで、豊富な酸とタンニンが特徴です。 オーガニックの2haの畑で育てられた葡萄を使用。畑は粘土質土壌。9月末頃にナイトハーヴェストされた葡萄を更に選別しプレス。ステンレスタンクにて野生酵母で発酵。品種の持つストレートな味わいを表現するため、熟成にも樽は不使用。年間生産量わずか4000本。納得できる年にしか造らないワイナリーを代表する看板ワイン。10年の熟成にも耐えうるポテンシャルを持っています。マンディラリア80% カベルネ・ソーヴィニヨン20%
アオトン・ワイナリーがあるのはアテネとアテネ国際空港の間に位置するパイアニア村。ハイメトユス山の東側です。ワイナリーは1936年からあったという記録がありますが、現在のオーナーは2代目のギニス・ソティリス氏。ギリシャ国内の醸造学校で唯一のアテネ農業学校を卒業し、祖父からワイナリーを引き継いでいます。 乾燥した海風が吹くアティカ半島ではブドウの病害が少なく、有機農法にも適した環境です。栽培品種はギリシャの伝統的な土着品種で、サヴァティアーノ、ロディティス、マンディラリアなど。 2007年ヴィンテージがギニス氏の初めのヴィンテージですが、その後、2009年ヴィンテージで現在のスタイルにぐっと近づきました。しかしギニス氏本人曰く、納得できたのは2015年と2017年だけだそうです。2016年に収穫されたブドウは納得がいかなかったためコペラティブに売ってしまい、自社ブランドとしてのワイン造りを行ないませんでした。2018年ヴィンテージも、夏の猛暑でブドウの質に影響があったため、コペラティブに売ってしまう可能性を示唆していたほどのこだわりです。 アテネでギリシャ最大のワイン試飲会Oenoramaが2019年4月に開かれました。そこでは、アオトン・ワイナリーが注目のナチュラルワインの造り手としてYiannis Karakasis(MW)氏から評価されています。また、ファイナンシャルタイムズ紙ではジャンシス・ロビンソン氏からも高評価を得るほど世界的な注目が集まり、今後も期待できるワイナリーです。