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カラブリア・ロザート・イル・マリネット [2020] セルジオ・アルクリ

Calabria Rosato "Il Marinetto" / Sergio Arcuri (ロゼ)750ml
タンニンを感じる骨格のあるロゼ!畑はマリネットと呼ばれる畑で標高は50mの冷涼区画。石灰が多く、粘土が少ないやせた土壌。2日間マセラシオン。ファーストプレスのみを使ってセメントタンクで発酵。セカンドプレスは別に発酵させて自家用ワインに。8ヶ月熟成させてボトリング。 じわじわと感じる旨味。使われる葡萄品種:ガリオッポらしいスパイシーで甘やかしい香り。熟成感があり出汁のような旨味が広がります。骨格はしっかりとしているが柔らかく、温度によって表情が変わってくる。しっかり冷えた状態から飲み始め、温度が上がるにつれふくよかになる変化を楽しみたい。

カラブリア・ロザート・イル・マリネット [2020] セルジオ・アルクリ

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●チロの伝統を今に伝えるチロ最古の造り手● チロ以外では成功しない『ガリオッポ』の伝統を今に伝える代表的造り手。質の高い細かいタンニンをセメントタンクで ゆっくり熟成させることで優雅なワインに仕上げている。 カラブリアを代表する産地で、圧倒的な個性を持ち ながら「チロ」はイタリア国内でも世界的にも成功していない。現代化にも成功できていない。 「チロ」で葡萄栽培家として最も古い歴史を持つカン ティーナが「セルジオ・アルクリ」。彼等も祖父「ジョセフ」の時代に畑、カンティーナの全てを売り払わなくてはならない危機に直面したが「ジョセフ」の農業への 情熱に救われた。 『1948年と1980年、そして2005年にも畑を買い 足し、現在は 3.75haを所有。平均樹齢は 60 年。 チロの伝統的畑を維持している』 当初は葡萄栽培だけだったが、1973 年に現当主の 父「ペッペ」が現在の位置にカンティーナを建てバル クワインの販売を開始。2009 年には現当主「セルジオ」「フランチェスコ」兄弟がボトリングを開始した。 『栽培、醸造は祖父のやり方と何も変えていない。トラクターも使わない。昔ながらの鍬等の農具を使っ た手作業。発酵容器も昔のまま』 生産効率の良いグイヨに変更することもなく、収量の安定するクローンに植え替えることもせず、貴重な昔 のままの「ガリオッポ」を残している。 『昔の色々なクローンが共存している。樹齢も高いし、 アルベレッロ仕立なので収量は半分で、栽培は 2 倍以上の時間を必要とする』 最も古い区画の樹は収量制限をしなくても 1つの樹 から 3 房しか収穫できない。

畑は 2ヶ所に分かれている。「チロ・マリーナ」から内 陸に向かった丘の上、赤い粘土質の土地。粘土なので水分を含んでいる。 『昔、丘上部は玉葱畑だった。葡萄より高く売れた から。その頃から1 度も薬品が使われていない畑で痩せている』 彼等は硫黄と銅以外は何も使用しない。肥料も使わ ないので周辺の造り手の葉が濃い緑なのに対して薄 い緑色。栄養が少ない土壌でストレスを受けながら、 根は地中深くの栄養を探す。 もう1つの畑は海岸から 1kmの平地。黒い粘土に砂が混じっている。毎日海風を受ける畑でほとんど雨が降らない。 『塩の影響を受けるし、痩せているので葡萄葉は小さく少ない。海風が湿気を取り除くので病気がほとんど無い。悪い年がない』 この畑は毎年、夏から秋にかけて全く雨が降らない ので葡萄は完全に熟す。雨で水分量が増えてしまう心配は一切ない。 『ガリオッポは果皮が弱いので収穫前に雨が降ると割れてしまう。だからガリオッポは雨が少ないチロで最高の結果を残す』 果皮が弱い「ガリオッポ」は他の地域ではリスクが高過ぎて栽培できない。彼等は内陸部と海沿いの 2 つ の畑の違った個性の葡萄を合わせることで独特の複雑味を出している。 醸造所は街の中心部、旧市街の路地裏にある。収 穫した葡萄は祖父の時代から使っている開放発酵 槽に除梗して入れられる。 翌日には野生酵母のみで発酵。収穫時期は 9 月後 半で、まだ暖かい季節なので発酵は毎年すぐに始まる。マセラシオンは4日間。 『ガリオッポのタンニンはネッビオーロと違い、すぐに抽出される。マセラシオンは4日で十分。タンニンが先に出るのでワインを守ってくれる』 その後、セメントタンクに移してゆっくり発酵を継続。こ のタンクも昔から使っているもので内側をガラスコーティングしていない。 『今では生産禁止になってしまったコーティングなしのタンク。酸素のコンタクトが多く「ガリオッポ」のタンニンを柔らかく成長させてくれる』 昔は畑に開放桶を置いて、畑で発酵させていたのだ そう。それほど葡萄と環境がワイン造りに向いていて余計な技術が必要なかった。今でも必要最低限の設備だけしか無い。 『エチケットは濡れたボトルの底がテーブルに残した 跡。そこから葡萄のツルが手を伸ばして自由に伸びようとしているのをイメージした』 彼等の畑ではツルをワイヤーに固定していない。葡 萄の手足であるツルを切ったり、固定してはいけないという考え方。

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