LOUIS ROEDERER CRISTAL [BOX] / Louis Roederer (白・正規輸入品) 750ml
1776年創業の老舗シャンパーニュメゾン、ルイ・ロデレール。2016年9月1日発表されたシャンパーニュ&スパークリング世界選手権2016年において、世界最高の生産者としての栄誉を得ると同時に、彼らが手掛けるプレスティージュ・キュヴェ「クリスタル」の2002年ヴィンテージが世界最高賞に輝きました。
そして昨年9月、クリスタルの最新ヴィンテージ2008年が待望のリリース!ポテンシャルの高さゆえ、メゾン史上初という異例の判断によって2009年が先に発売され、10年の時を経てようやく期が熟したと判断されたボトルが満を持してリリースされ、3つの評価誌で100点満点を獲得するという快挙を達成。最高傑作との呼び声高く、入荷の度に完売を繰り返しています。
是非この機会に、グレートヴィンテージの特別なクリスタルを手に入れてください。
2008年のシャンパーニュ地方は大陸性気候の激しさを体現したような年となりました。雨や嵐の多い春が去ると強烈な暑さと涼しさが交互にやってきて、夏は例外的に涼しく僅かな日照でありながら乾燥していたため、ブドウはじっくりと成熟。寒暖のコントラストによって果実に凝縮感が生まれ、濃縮された風味とフレッシュな酸を兼ね備えたブドウが結実しました。クリスタルの畑はチョーク質の石灰質土壌という個性を兼備しており、この白い土壌が夏の日差しを反射。冬の陽光をとらえることでブドウの成熟を高め、2008年というヴィンテージの力強さをさらに凝縮させています。 クリスタルは、グラン・クリュのモンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランなどの自社畑のブドウから造られます。ルイ・ロデレールでは15年ほど前からビオディナミを採用。冷涼なシャンパーニュではリスクが高く、苦労が多いビオディナミですが、それぞれの土壌特性を考慮した栽培が実践されている区画ではブドウの熟度は上がっているとのこと。また、多くのメゾンがマロラクティック発酵を行うなか、ルイ・ロデレールは「完璧なブドウの持つポテンシャルを最大限活かす」という信念から、自社畑から採れたブドウは常にノン・マロラクティック発酵。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%の割合でアッサンブラージュされ、セラーで8年、デゴルジュマンの後にさらに8ヵ月間熟成されリリースされています。 美しく琥珀がかった黄金色。持続性のある繊細で煌びやかな泡が立ち上ります。柑橘類の皮や洋ナシ、アプリコットなどの甘やかで酸を伴ったアロマに、ドライフルーツやブリオッシュなどの複雑な要素が続きます。カカオや焼いたヘーゼルナッツなどのニュアンスも引き出されており、シナモンのスパイス香にリコリスの甘みが融合。口当たりは濃厚で丸く、芳醇。徐々にピュアな果実味、石灰やメンソールを思わせるキレのある風味が現れ、塩味を感じる生き生きとした印象を伴う爽快な余韻へと導きます。ビロードのようなテクスチャーと、石灰質土壌由来の繊細な緊張感を持ち合わせており、さらなる熟成によって味わいの深化を期待できる稀有な仕上がりです。