CAYMUS SPECIAL SELECTION CABERNET SAUVIGNON / WAGNER FAMILY OF WINE (赤)750ml
カリフォルニアで最も歴史ある家族経営のワイナリー。ナパ・カベルネの真髄と称される、ケイマス渾身の逸品。ワイン・オブ・ザ・イヤーに2度輝いた唯一無二の作品。
スペシャル・セレクションは、ワイナリーの名前を、一躍世界に知らしめたケイマス渾身のフラッグシップ・キュヴェです。表記はナパ・ヴァレーAVAとなっていますが、使用されるブドウは20世紀最高のワインと称されるイングルヌックをはじめ、ボーリュー・ヴィンヤード、フロッグス・リープなどの偉大なワインの産地、ラザフォードAVA100%。ラザフォードのAVAの認定が1993年であったため、それまでの歴史を重んじての表記になっています。そのラザフォードで収穫されたブドウを、70もの区画に分けて醸造・熟成したものを、1つずつ丁寧にブラインドテイスティングし、スペシャル・セレクションに相応しい最良のロットが選出。スタンダード・キュヴェとは別のロットで26ヶ月間フレンチオーク樽で熟成し、うち1/3を新樽を用いて3週間熟成しています。
気の遠くなるような手間を掛け作り上げられるスペシャル・セレクションは1975年のリリース以降、ワインスペクテーター誌における評価で一度も90点を下回った事がない安定した高い品質を備えており、同雑誌が数万本のワインの中から選ぶ「ワイン・オブ・ザ・イヤー」を史上唯一2度も獲得するとともに、消費者が選ぶ「ベスト・カベルネ・ソーヴィニヨン」も同様に2度獲得。世界的ワイン評論家を持ってして「王の様な存在感」と讃えられています。
カリフォルニアで最も歴史ある家族経営のワイナリー。ファミリーのフラッグシップ、ケイマス・ヴィンヤーズが手掛けるナパで求める条件の全てを揃えた、ケイマス・スタイルを体現した1本。
ワグナー・ファミリー・オブ・ワインはカリフォルニアで最も歴史ある家族経営のワイナリーのひとつ。創設者のワグナー家はフランス・アルザス地方からの移民で、1906年ナパ・ヴァレーに農地を取得し、バルク・ワインの製造などで生計を立てていました。1941年にチャーリー・ワグナー氏は現在ワイナリーが位置するラザフォードに約30haの土地を購入し、そのうちの4haでブドウの栽培を開始。世界の頂点に輝いた伝説のワイナリー、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズのネイサン・フェイ氏から苗木を分けてもらい育てたカベルネ・ソーヴィニヨンをソノマのワイナリーやあのイングルヌックに販売するとたちまち高い評価を受けるようになりました。エステイトワインを手掛けたいという思いに駆られたチャーリー氏は1972年に妻ローナ女史と、高校を卒業したばかりの息子チャック氏と共に、ケイマス・ヴィンヤーズを創設。ケイマスの名前は、この地がメキシコ政府の払い下げの土地で、「ランチョ・ケイマスRancho Caymus」と呼ばれていたことに由来しています。1975年から世界最高峰のカベルネの造り手であるランディ・ダン氏、
1999年からはドミナスの初代醸造長を務めたクリス・フェルペス氏という錚々たる造り手を醸造責任者に迎え、ボルドーにも比肩するクラシックワインとしての名声をほしいままにしました。
息子チャック氏は1984年以降ワインメイキングに携わっていましたが、既存のワインスタイルを疑問視し、カリフォルニアのテロワールを強く意識した造りに路線変更。父から受け継いだ強い精神力とノウハウを武器に試行錯誤し、ブドウ1株あたりの収穫量を制限し、長いハングタイムによって果実を極限まで成熟させることで、素晴らしく甘美な味わいと驚異的な凝縮感を持ち、
ソフトな酸とココアパウダーのような食感のタンニンが生むビロードのような口当たりで表現される「ケイマス・スタイル」を確立し、ケイマス・ヴィンヤーズはナパ・カベルネを代表するワインとして広く愛されるようになりました。