Uis Blancis Dodon / Denis Montanar (オレンジ) 750ml
独自の感性と自由な発想でワインを造るフリウリの注目生産者。芳醇な果実味と複雑さを兼備した、オレンジワインのお手本とも言える逸品。デニス・モンタナールは、個性的な造り手が多いフリウリの地に突如現れ、一気にトップ生産者の仲間入りを果たした注目の造り手。こちらは、フリウラーノ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ビアンコ、ヴェルドゥッツォの4種のブドウがブレンドされたオレンジワイン。フレッシュさや程良いベジタルのタッチ、蜜っぽい味わいが、絶妙なバランス感を生み出してます。熟成ポテンシャルにも優れた1本です。
アンバーがかった、澄んだ黄金色の色調。アプリコットや熟した黄桃などの芳醇な果実のアロマに、ジャスミン、アカシア、石灰を思わせるミネラル感やスモーキーなタッチが重なった、ニュアンスに富んだ複雑な香りがグラスから溢れ出します。口に含むと、滑らかな口当たりと厚みのあるテクスチャーが印象的。フレッシュさと蜜っぽさが絶妙に調和しており、芳醇な果実味が口中に広がります。円みのある酸と、果皮由来の心地良いタンニンがワインに骨格を与え、程良い甘味とスモーキーさを伴う余韻が続く、複雑かつバランスに優れた仕上がりです。
デニス・モンタナール氏は、独自の世界観と感性でワインを造り続ける唯一無二の造り手。個性的な造り手が多いフリウリの地に突如現れ、一気にトップ生産者の仲間入りを果たしました。 ワイナリーが位置するのは、アドリア海まで6kmという立地にある、フリウリ南部のアキレイア地域。歴史的にはワイン造りが全く行われていなかった地域で、デニス家も小麦ととうもろこしの栽培農家として広大な60haの土地を所有していましたが、その中のドドン地区の土壌がボルドー左岸とほぼ同じものであることが解り、ワインを造り始めました。 畑は森と隣接し、ブドウは珍しく、小麦、とうもろこしを主に生物多様性が自然と保たれているため、土壌は自然な状態を保持しています。この「土壌の健全性」こそがデニス氏の考えるアクイレイアの優位性であり、ここでワインを造る理由なのです。更に、それぞれの畑を6年に1度休ませるという独特の自然農法を実践。剪定も収穫も下草を刈ることもせず、徹底的に自然に戻すことで、土壌は少しずつ自然の状態を維持することができると考えています。こうして生み出されるワインは、独特な感性と型にはまらない自由な造りがひしひしと伝わってくる、個性的ながらも優しい味わいが魅力です。