AL POGGIO / CASTELLO DI AMA (白)750ml
キャンティ・クラシコの名門、カステッロ・ディ・アマが唯一仕立てる白ワイン。厳選されたシャルドネを100%使用しており、洗練された果実味と生き生きとしたミネラル感が際立つ、エレガントなスタイルが魅力です。
鮮やかなイエローの色調。グラスからは熟したリンゴやアプリコット、パイナップルのアロマに、フローラルなノートと、火打石のような凛としたニュアンスが感じられます。フレッシュな果実味を爽やかな酸が引き立てており、余韻にかけて透明感のあるエレガントな風味を演出。余韻にクローヴやタルトの風味、そしてミネラル感が感じられる仕上がりです。
こちらのアル・ポッジョは、カステッロ・ディ・アマが手掛ける唯一の白ワイン。2013年ヴィンテージまではシャルドネにピノ・グリージョをブレンドした造りでしたが、2014年ヴィンテージからシャルドネを100%使用したワインへとリニューアルしました。圧倒的なフレッシュ感はそのままに、以前のフローラルさと芳醇さが際立つ味わいから、より洗練された果実味と生き生きとしたミネラル感が際立つ、エレガントなスタイルに仕上がっています。
シャルドネが育つブドウ畑は標高460~501mに位置しており、栽培に適した粘土質と石灰質が混ざる土壌で構成。1982~1983年にかけて、ブルゴーニュよりシャルドネの樹を持ち込み、一部の区画に植樹し、1984年からはその区画をさらに増やしています。また昼夜の寒暖差が大きく基本冷涼な気候であるため、綺麗な酸と豊かなミネラル感を含むブドウから、生き生きとしたフレッシュな味わいのワインが造られるのが特徴です。
醸造に関しては、ブドウを収穫後、穏やかに破砕し果汁を冷却します。収穫されたブドウのうち60%は温度管理されたステンレスタンク、残りは小樽を併用して発酵。小樽で発酵されるジュースのうち25%は12時間果皮とともにマセラシオン(醸し)を行い、十分に香りと旨み成分を引き出します。
その後、アリエ産とトロンセ産の50%は新樽、50%は1年使用した古樽を用いてマロラクティック発酵を行うことで、適度な酸を持ちつつ、複雑味を兼ね備えたワインに仕立てられるのです。7日毎にバトナージュを行い、約8ヵ月樽で熟成。澱からの旨み成分をしっかりと引き出したのち、瓶詰めを行い、10ヵ月間瓶熟成させて出荷されます。
グラスに注ぐと、輝きを帯びた黄金色。新鮮なリンゴや白桃などの果実のアロマが立ち上り、シトラスやナツメグ、アーモンドのニュアンスを伴った香りが膨らんでいきます。口に含むと、洗練された果実味と生き生きとしたミネラル感を豊富に含んだ鮮明な味わいが広がり、キレのある美しい酸が全体を引き締める爽やかなスタイル。ほんのりと薫る柑橘類とナッツの風味が漂う余韻が心地良く、上品なエレガンスを感じられる白ワインとなっています。
洗練された果実味と生き生きとしたミネラル感を併せ持つアル・ポッジョはアクアパッツアなどシンプルな魚介料理やジェノヴェーゼのパスタ、お寿司など野菜や魚介を使った料理と好相性です。
キャンティ・クラシコの名門カステッロ・ディ・アマは、独特のスタイルや一貫性、そして故郷への深い愛情に導かれたマルコ・パランティ氏と妻のロレンツァ・セバスティ氏によって世界最高レベルのワイン造りを行っています。それまでのキャンティ・クラシコでは考えられないような上級キュヴェを発表し世界中から評価を受け、2003年には『ガンベロ・ロッソ』のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、これまで30年間に渡ってイタリアワインの最前線で活躍してきました。
また、サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ2010年は、世界屈指のワイン専門誌として有名な『ワイン・スペクテーター』の2014年トップ100ワインにおいて6位を獲得。イタリアワインとしてトップ10内へ唯一ランクインするという快挙を成し遂げ、全てのイタリアワインの頂点に輝いたのです。