Weinheimer Kapellenberg Silvaner Eiswein / Weingut Dexheimer (白・甘口)375ml
気候変動の影響を受け、アイスヴァインの生産を止めてしまう生産者が多い中、デクスハイマー家の努力が実った、2018 ヴィンテージを入手出来ました。1 本 1 本が本当に貴重なワインです。この機会をお見逃しなく。
2018VT は気温が思うように下がらず、年をまたいだ 2019 年の 1 月になってようやく収穫することができました。そのため、通常よりも酸がやや穏やかに感じられ、凝縮した力強い風味が楽しめる仕上がりとなっています。葡萄の平均樹齢は 8 年。表土は、スレートと粘土および砂岩、下層土はマール（泥灰岩）で、砂質ローム、または泥灰土の多いローム土壌です。畑の標高は 195～285m で、すべて南向きです。
【白・極甘口】 国／地域等：ドイツ／ラインヘッセン、生産者：ハインフリート デクスハイマー 葡萄品種：シルヴァーナー、残留糖度：167. 5g/L 酸度：6．3g/L
「毎年、アイスヴァインを造ろうと、ひとつひとつ同じ畑仕事をして準備しているが、それでも最後は天候次第。まさに賭けだ。毎年、1～1.5ha、アイスヴァイン用に葡萄を残す。2013年～2015 年、2017 年、2019～2020 年は努力にも関わらず、収穫に至らなかった。葉を落とし、ボトリティスが付いた房を除いていく。天気予報を毎日チェックして、－7℃になりそうだったら畑に向かい、葡萄の実を触って凍っているか状態を確かめる。何日も何日もこうした作業を繰り返す。タイミングを逃してしまわない様、この時期はほとんど睡眠をとらない。いつも徹夜だ。居間でうたた寝をして夜を過ごす。基本的に 2 人で摘み取りを行うが、タイミングが命なので友人や家族に手伝いに来てもらう。アイスヴァインは収穫、プレスの量、葡萄がアイスヴァインのトーンであるかを検査員が収穫時、収穫後、醸造中、醸造後など何度もチェックにくる。そのチェックはとても厳しく気が抜けない。」 「私はベーレンアウスレーゼ、アイスヴァインを造るのでシュペートレーゼの収穫が終わっても気が抜けない。とても大変だ。他の生産者はシュペートレーゼの収穫が終われば、一息できる。私はそれが出来ない。残しておいた葡萄が凍らなければアイスヴァインは造れない。アイスヴァインはギャンブルなんだ。近年、温暖化の影響で葡萄が凍らない年が続いている。だから、アイスヴァインに挑戦する生産者は減っている。もしこれが無ければ、私は 1 年のうち 4 ヶ月は休めるだろう。それでも、私はアイスヴァインにこだわる。大変だが彼らが羨ましいとは思わない。アイスヴァインは本当に心臓に悪いが、こうして出来たワインを見ると、いつもやって良かったと思う。」
![ヴァインハイマー カペレンベルグ シルヴァーナー アイスヴァイン [2018] ハインフリート デクスハイマー](https://image1.shopserve.jp/wineya.com/pic-labo/IMG_E3503.JPG?t=20220513114943)
