Ferrante Leggero Appassimento / Geografico (赤) 750ml
樹上で軽く乾燥させた葡萄を使って造るユニークなワイン。濃厚かつしなやかな口当り。
葡萄品種:サンジョヴェーゼ、カベルネ ソーヴィニヨン、シラー。
葡萄は通常の収穫時期よりも1ヶ月ほど遅らせ、樹上で乾燥(軽いアパッシメント)を行うことで葡萄の水分の一部が抜け、糖度が上がります。こうすることでワインにより深い赤い果実の香りや複雑さ、しっかりとしたタンニンが与えられます。葡萄は柔らかく破砕し温度コントロールしながらステンレスタンクで発酵させます。発酵終了後、ステンレスタンクとコンクリートタンクで熟成させた後ボトリングします。レッドチェリーやブラックチェリーのはっきりとしたアロマにかすかにスパイスの要素が混ざります。フルボディで洗練された味わいを持っています。シルキーなタンニンを感じる長い余韻があります。
ジェオグラフィコは1961年に17人のワイン農家によってガイオレ・イン・キアンティに設立された歴史ある生産者組合で、現在は約60のメンバーを擁しています。キアンティ・クラッシコ、キアンティ コッリ・セネージ、ヴェルナッチャ・ディ・サンミジニャーノといったこのエリアの歴史的なアペラシオンを中心にワインを生産しています。ジェオグラフィコのラベルは、生産エリアであるラッダ、ガイオレ、カステッリーナの3つの紋章をモチーフとしています。
現在、ガイオレ・イン・キアンティとサン・ジミニャーノの2ヵ所にセラーを所有しています。2018年に以前より協力関係にあったピッチーニグループの傘下となり、国内外で活躍する著名なエノロゴ、リッカルド・コタレッラをコンサルタントに迎えています。また、トスカーナ出身の若手エノロゴ、アレッサンドロ・バラベージが醸造チームを率いています。
「この場所は歴史的に見てキアンティ・クラッシコのみならず、トスカーナ中のワインメーカー達が何世代にもわたり注目してきたエリアです。そのため、大きなリスペクトを持って接する必要があります。私の使命は古い伝統の価値、味わいを再発見し、現代の技術とリンクさせて人々を満足させるものを造り上げることです。歴史と伝統の尊重、品質すべてをワインに反映させるよう努めています」とアレッサンドロ・バラベージは語ります。