Lacrimus Apasionado / Rodriguez Sanzo (赤)750ml
ハヴィエル氏の完全オリジナル製法。遅摘テンプラニーリョと、その一部を陰干したものを個別に一次発酵、その後木製タンクにてブレンドし、マロラクティック発酵をします。力強くもこなれた味わいに仕上がります。ダークチェリー、プルーン、黒スグリと色の濃い果実のニュアンスが全面にでた濃縮感のあるフルボディです。使用品種:テンプラニーリョ主体、グラシアーノ
農業工学技術者でありMBA保持者であり、近代醸造研究の総本山であるデイビス校にて土壌分析装置の開発リーダーを務めるハビエル・ロドリゲス。 そんな彼が、またまた掟破りなワインを造ってくれました! DOCリオハにして陰干しブドウを用いた醸造! ブドウは標高500~550メートルで育ったテンプラニーリョとグラシアーノ。樹齢はおよそ30年~60年。 テンプラニーリョは10月の中頃に遅摘み収穫をし、一次発酵をステンレスタンクにて行います。収穫されたテンプラニーリョの10-14%程を房のまま室内にて棚に並べ、11月初頭まで陰干しを行い、さらに糖度を高めます。陰干しを終えたテンプラニーリョはそのまま別のステンレスタンクにて11月3週目まで一次発酵をさせて、先に発酵させ終えた遅摘み葡萄のモストと一緒に、フレンチオークの6000リットルサイズの木製タンクに移してブレンドさせます。一次発酵を終えた遅摘みテンプラニーリョと、同じく一次発酵を終えた陰干しのテンプラニーリョは木製タンクの中でマロラクティックが始まり、3月まで熟成されます。
ワイナリーは1810年、ルエダに創業。現当主は5代目のハヴィエル・ロドリゲスです。また彼の新しい拠点として2002年にリオハにワイナリーを造りました。農業工学技術者でありMBAを取得した彼は、以前に近代醸造研究の総本山であるデイビス校スペインにてSIS(土壌分析装置)の開発リーダーを務めた経歴を持ち、土壌分析とそれに基づく畑のマネージメントのスペシャリストとして知られています。自分のワイナリーにその全てのノウハウを注ぎ込み、土壌の個性をリスペクトしたワイン造りに取り組んでいます。 『私はワインデザイナーだ』と自分をこう表現する彼は、土地の葡萄やワインの伝統を尊重しつつ、モダンスタイルを取り入れるなど、個々のワインに対して様々な試みを行っています。例えば、木材を購入して樽職人にカスタマイズさせたり、醸造も科学的根拠に基づいた最新技術を取り入れたりと、それぞれのワインから、彼の緻密さが垣間見える造りとなっています。これまで多くのワイン品評会にも出品をし、評論家からも高い評価を得ています。今日においても新商品開発の勢いはとどまるところを知らず、常に新しいワイン造りにチャレンジしています。