Pistus Etna Rosso / I Custodi (赤) 750ml
人、土地、自然への敬意を払い、伝統的なエトナワインを追求する造り手。エトナの農民が日常的に愛飲していたワインを表現。フレッシュな果実やフローラルなアロマとバランスの取れた果実味、ほどよいタンニンと酸味、そしてナチュラル感が感じられる味わいです。
エトナ山の北斜面。石垣に囲まれた段々畑に、一本ずつブドウ樹が立っている。ワイヤーも支柱も使わない伝統的なアルベレッロは、手間がかかり、収量も決して多くない。ピストゥスは、ワイナリー周辺の若木から造られる、イ・クストーディの入口となる赤ワイン。名は、足でブドウを踏むピジャージュを意味するエトナの方言から。ステンレスタンクで1週間醸し発酵し、セメントタンクで15カ月熟成。気軽に楽しめる一本にも、この土地で受け継がれてきた栽培の風景と、「守り人」(Custodi)たちの仕事がしっかりと息づいている。ブドウ品種:ネレッロ・マスカレーゼ主体、ネレッロ・カップッチョ
イ・クストーディは、シチリア島エトナ山の麓に拠点を置くワイナリー。オーナーのマリオ・パオルーツィは、カターニャ出身の企業家で、かねてよりエトナの赤ワインに心を奪われていた。そんな彼の心を動かしたのは、古いブドウ樹が残る畑がブルドーザーで壊され、開発によって姿を消していく光景だった。「この風景を自分たちが守らなければ」。その思いは、エトナを知り尽くす醸造家サルヴォ・フォーティとの出会いによって、ワイン造りへと結実する。
栽培はサルヴォ率いる「イ・ヴィニエーリ」とともに行い、醸造にも彼が深く携わる。マリオはモガナッツィにワイナリーを建設すると、すでにグイヨー仕立てで植えられていたブドウ樹をすべて抜き、伝統的なアルベレッロへと植え替えた。効率よりも、この土地にふさわしい方法を選ぶ。「エトナのブドウ畑の守り人」を意味するその名の通り、失われつつある風景と栽培文化を、次の世代へつなごうとしている。











