Pouilly Fume / Ch.de Tracy (白)750ml
プラチナのような光沢のある、淡い透明感のある金色。香りは開いており、非常に濃厚。ツゲ、カシスの芽、柑橘類、南国のフルーツが感じられた後、絶妙な植物的なニュアンス(トマトの葉)へと移り変わっていき、最後にはきれいなミネラル香もあります。味わいは丸く、フレッシュで、徐々に活発さが現れます。
パリから南西に向かって150キロの場所にサンセールとプイィ・フュメの2つのAOCが存在します。双方は似た性格のワインでありながら、お互いに独自のユニークさも持ち合わせ、ロワール地方に属しながらも、どちらかと言えばブルゴーニュ地方のシャブリに近い性格のワインと言えます。そのプイィ・フュメで1580年から4世紀にわたって葡萄栽培を受け継いでいるのがシャトー・ド・トラシィです。現在のトラシィはA.デストゥイト・ダサイ伯爵夫人が所有し、南西を向いた畑の面積は25ヘクタールにもおよび、最も優れたワインを産出するキンメリジャンの石灰質の土壌に覆われています。
平均樹齢約30年のソーヴィニヨン・ブランの古樹から生産される白ワインは、限りなく酸味がピュアで、果実のエキス分が濃縮された素晴らしい味わいです。一般的に豊富なミネラル分を吸い上げたぶどうは、極めて硬く、鉱物的な味わいを残すため、ソーヴィニヨン・ブランのハーブ系のアロマを強く感じることはあまりありません。その点がサンセールとの違いのひとつでもあり、シャトー・ド・トラシィが洗練された気品が漂う完成されたプイィ・フュメの代表と言えます。
シャトー・ド・トラシィは、ロワール地方のプイィ・フュメで1580年から4世紀にわたってブドウ栽培を受け継いでいます。現在のトラシィはA.デストゥィト・ダサイ伯爵夫人が所有しています。南西を向いた畑の面積は25ヘクタールにも及び、最も優れたワインを産出するキンメリジャンの石灰質の土壌に覆われています。「リュット・リゾネ」を導入し、殺虫剤の不使用や、農薬に関しては必要な場合に限り少量のみ使用するなど、ブドウ樹の自然の抵抗力を利用し、できるだけ汚染を起こさない農業を実践しています。醸造においても、ワインの本来の特徴を守るためにできるだけ手を加えず、最良のキュヴェのみが「シャトー・ド・トラシィ」として販売されます。