Chambolle-Musigny 1er Cru Les Gruenchers / G. Roblot-Marchand (赤)750ml
<合計27年間のフェルマージュ契約終了に伴い、2019年がラストヴィンテージになります> 0.37ha。鉄分に富む泥灰土壌。平均樹齢45年のVV。新樽30%、1~2回使用樽70%で14~16ヶ月間の熟成。「僕の4つのプルミエ・クリュの中で、最も力強く、長期熟成に向きます」。
シャンボール・ミュジニー村にて1910年からぶどう栽培を営むロブロ家の3代目ジェラール・ロブロと、ジュヴレ・シャンベルタン村を代表する栽培家一族であるマルシャン家出身のコレット・マルシャンの結婚によって、1978年に誕生したドメーヌです。 シャンボールとヴォーヌ・ロマネを中心とするロブロ家の畑に、コレットがマルシャン家から相続したジュヴレ・シャンベルタンなどの畑が加わり、合計所有面積8ヘクタールの堂々たる業容となりました。 2001年、4代目フレデリック・ロブロが継承。お父さんから教わったことを大事にしつつも、さらなる品質向上に燃えていた弱冠24歳の彼に、栽培・醸造両面において真摯な助言を与え続けてくれたのは、クリストフ・ルーミエとドミニク・ル・グエンでした。 「除草剤と殺虫剤の使用をやめ、畑仕事の時間を3倍にすることから始めました」。 栽培と醸造の改良は、年を追うごとに、よりはっきりと結果に表れてゆきました。私たちは毎年彼を訪れて品質の向上を実感してきましたが、2008年秋、瓶詰めを間近に控えた2006年ヴィンテージを試飲して深く感動し、彼の求道の旅が終着を迎えたことを確信して輸入を開始しました。(今から思えばあの時の確信はまったくの間違いで、2007年ヴィンテージ以降も、品質はさらに向上し続けることになりました)。 「ワイン造りとは、幸せを分かち合うことであると考えています。僕のワインを飲んでくださる方が幸せな気持ちを感じていただくことが、僕にとっての幸せです」。 とても誠実で控えめな彼らしい、しかしワイン造りの究極的なフィロソフィーであると思います。