CESARE Vino Spumante Rose Extra Brut / Piana dei Castelli (発泡・ロゼ)750ml
品種:チェザネーゼ主体、 カベルネ・フラン。酸化防止剤無添加、
マッテオ・チェラッキは火山性土壌の畑でビオロジック農法およびビオディナミ農法を実践し、自然の働きがもっとも洗練されたテクノロジーだとして、セラーではほとんど介入しない。ヨーロッパにおいても生産者本人が認めたレストランにしかオンリストされておらず、もちろん日本に輸入されるのも極少量ながら、とても存在感のあるワインです。フレッシュかつ味わい深いスプマンテはかなり秀逸。亜硫酸無添加など手を加えていないのに綺麗に仕上げていて、味わいはドライ。そして濁り系の旨味豊か。
ローマ南部のヴェッレートリの町周辺の海岸線から、中央アペニン山脈の麓の、約80㎞の間の、13の村の畑からワインを造る。一面ワイン畑という景色ではなく、海岸線から山側まで、小さな畑が点在している風景だが、中には古木の、特にチェサネーゼ種の優良な畑が多く残っている。当主のマッテオは若くしてワインを造り始め、ファーストヴィンテッジの2009年から、亜硫酸を始めとする、醸造製品のワインへの添加はない。また、硫黄も銅も全く、畑へと散布せず、煎じ薬のみで、病害への対策をしている。それゆえ例え澱であっても“不純物”が混ざっていることはないのだという。澱引きをすることはなく、ビン詰め後の前年の澱があるタンクに、翌年のワインを継ぎ足して入れ、それに加え、一カ月に一度は必ずバトナージュを行い、澱の風味をワインに存分に溶け込ませる。醸造容器としてはセメントタンクを多用しており、木樽はワイナリー創業時に試して以降、使用していない。ステンレスタンクに入ったワインは香りが閉じてしまうので、瓶詰め前には最低1年間はセメントタンクで寝かせる必要がある、とマッテオは話す。