Garganega - Sarò / Christiana Meggiolaro (白) 750ml
ガンベッラーラからソアーヴェにかけて広がる丘陵地帯。その中でも標高の高い畑で、徹底した低収穫とビオロジック栽培を続けるクリスティアーナ&リカルドのワイナリー。樹齢40年を越える古木を含む畑には年間を通して微風が吹き、葡萄はゆっくりと成熟、収穫も房ごとの熟度に応じ、同じ区画でも数度に分けて行われます。そんな数々の献身的情熱により、ワインはこの地の火山性土壌ならではのテロワールを映す、格調高いミネラルと、優雅さ、陰翳豊かで長いアフターテイストを表現しています。
Saròとはイタリア語のessere(英語のbe動詞みたいなもの)の活用の内の一人称未来系のこと。ガルガーネガが時とともに変化していく様、また長期間の熟成にも耐えることを願いを込めて命名。派手さはないが中庸で素直な味わいがむしろ魅力。品種:ガルガーネガ100%
私たちのプロジェクトの原動力はワインへの情熱と、人生を考えたときの現状を変えたいという欲求によるものです。長い間、また違う分野で働いてきましたが、2007年の秋に岡の上の畑の購入を決意し、2008年の収穫から醸造を始めました。そして2011年より、エノロゴであるアレッサンドロ・フィリッピの助けを借りて、ビオロジックまたはナチュラルなブドウ栽培を始めました。私たちのブドウ畑はガンベッラーラとソアーヴェの丘の間に位置し、イタリアの中でも特にブドウの栽培に適した地域のひとつです。この地域の土着品種であるガルガーネガは土地と完全に共生しており、醸されるワインは口当たりがやわらかく、複雑な味わいで、後味の長く美しいものとなります。そして私たち
は常に品質を求め、それゆえ小さな規模で愛情を注いで栽培と醸造をおこなっています。畑は古いもので40歳。土壌は火山由来の成分で構成されています。海抜300m。風はやむことがなく、果実はゆっくりと熟します。畑の管理は愛情と確かな腕でもって、冬の選定から秋の収穫までの畑のなかから始まるすべての作業において一貫して品質を求め続けることにあり、私たちには自身が最終責任者として作業に当たっています。各畑の個性をより反映させ、適度の熟度の果実を得るために、収量は規制よりもかなり下回り収穫は同じ畑で数回行われることもあります。
低い収穫量、ブドウ樹一本一本に対する最新の注意、手作業での収穫、熟しの時期の違いによる、数回にわたる収穫、セラー内でのブドウへの最大限の配慮は、私たちにとってワイン造りのルールの中のほんの一部に過ぎません。日々の仕事の基本は、自然であることを最大限求め続けることです。それはやがてワインになったときに優雅さ、清涼感、ミネラリティー、私たちの愛おしい畑の個性を、かもし出します。私たちのワインは、まるで私たち人間の個性がそれぞれ違ってまた互いに補い合うように、土地の雄々しい力強さと、ガルガーネガの女性的な優雅さが融合しています。私たちはワインが市場に出る際も、ワインを造るときと同じように注意深く扱われ、顧客たちとのできる限り直接のやり取りを心がけています。ワインは愛情であり、情熱であり人生の喜びであり、人と人とを結びつける力があります。それこそが私たちが表現したいことです。