Chateau Bouscasse Menhir / Domaine Alain Brumont (赤)750ml
南西地方最高のワインメーカーが造るスーパーIGPがこちら。
ポムロールやボルゲリと同じ灰色粘土質で栽培されたメルロが華やかで贅沢な味わいを演出し、マディラン特有の”ガレ”(石)が混じった粘土質土壌のタナは果実味と力強さを引き出します。熟成されることで二つのぶどうの特徴が融合し、より複雑さを増しています。
モンテュスの畑は、大きな石ころの急斜面で南向き。ぶどうの成熟を促す、暖かく水はけの良い土壌です。ラ・ティルの畑はカステルノー・リビエール・バス地区にある区画で、シャトー・モンテュスから数マイルの場所にあります。ぶどう畑は南南西に面し、ぶどうの成熟には最適な暖かい、水はけの良い土壌です。ブースカッセ VVの畑は、粘土と大理石様石灰岩の混成土。これらのテロワールを受けて、ドメーヌ・アラン・ブリュモンのAOCワインは、骨格、バランス、豊かさを形成し、長期熟成の可能性をもたらします。
<ワインメーカー>アラン・ブリュモン氏
マディランはフランスでも古くからあるブドウ栽培地のひとつですが、知名度の高いボルドーの影に隠れ、長い間その真価は正当に評価されていませんでした。アラン・ブリュモンは、マディランワインの復活に全人生を賭けた人物であり、自分の所有するモンテュスとブースカッセの2つの畑には、マディランの土着品種であるタナを植え、色の深い濃厚な味わいのワイン造りに取り組みました。彼の情熱は実を結び、見事に復活したワインは、今では多くの三ツ星レストランをはじめ、遠くアメリカからはハリウッドスターまでもが自家用ジェットで買いに訪れるまでに至っています。なお、ブリュモン氏は、1991年フィガロ誌にて最高の生産者として選出され、のち1997年にはナポレオン1世により制定されたフランス最高の勲章である"レジョン・ドヌール"を授与されています。
<シャトー・ブースカッセ>
マディランの中心、モーマッサン=ラギュイアン村にあるシャトー・ブースカッセは、1836年からブリュモン家が所有する家族経営のワイナリーで、アラン・ブリュモンの生まれた場所でもあります。アラン・ブリュモンはここでワイン造りを学び、1978年に父親(アルバン・ブリュモン)の後を継ぎました。当時、一族のぶどう畑は合計で20ヘクタールでしたが、彼はすぐに、モーマッサンとヴィエラで最高の地区を購入して所有農園として広げました。現在、ぶどう畑は80ヘクタールにまで増え、そして1988年、アラン・ブリュモンは新しい地下セラーの建設に着手しました。
現在、このシャトーは、アラン・ブリュモン氏の住居にもなっています。