Côte du Lot Rouge - Nigrine / Domaine Laroque d'Antan (赤)750ml
ワイン名のニグリヌは、ロット川によって運ばれ、土壌に堆積した微細な結晶の名前の一つに由来。
抽出が非常にデリケートで、細かなタンニンを舌全体に感じる。新樽は使用はしていないが、比較的新しい樽を使用し、複数の品種を合わせることで、緊張感よりも、口に含んだ時の果実味や全体のバランスと充実感を重視しています。
セメントタンクでの複数品種一緒に混醸。3~5年使用したオーク樽で10ヵ月間熟成。マロラクティック発酵あり、ボトリング前に粗目のフィルターをかけている。
品種:マルベック、カベルネ・フラン、プリュヌラール、コ・ア・ピエ・ルージュ、ネグレット
土壌微生物学の世界的権威であるブルギニョン夫妻が息子エマニュエルとともにワイン造りを始めた。2017年がファースト・ヴィンテッジだが、2000年代前半からワインを造るべくワイナリーと畑を探していた。シャンパーニュやブルゴーニュの多くの偉大な造り手たちと仕事を通して知り合ううちに、 “恐れ多くも” と謙遜して彼らは言うが、次第に自分たちの手で畑を耕し、ワインを造りたいという欲求が生じた。畑はカオールのコート・デュ・ロットの地域で、ワイン造りの長い歴史がありながらも忘れ去られていた土地。5年以上かけて雑木林となっていた古い畑を整備し、また5年以上の歳月をかけ、少しずつ、地域の地場品種の植え付けていった。苗木は全てロワールからボルドーまでのフランス西部の銘醸ワイナリーからのセレクション・マサルで行い、土壌分析も彼らの長年の経験から最上の場所を選んだが、「ワイン造りは何しろ感覚的なものだから」とあくまでも出来上がるワインのサポートに徹している。