Barolo "Bricco Boschis" / Cavallotto Bricco Boschis (赤)750ml
バローロで歴史上初めて有機栽培が導入された畑。区画毎に分けて野性酵母のみを使って水平ステンレスタンクで、ヴィンテージによって25〜35日間マセラシオンしながら発酵。1度移し替えを行い、伝統的スラヴォニアンオークの大樽で36ヶ月以上熟成。アッサンブラージュして6ヶ月休ませてボトリング。ボトリング後、更に6ヶ月休ませてからリリース。
オレンジがかったルビー色。しっとりとした果実感の中に胡椒や丁子など複雑な香が何層にも広がる。エレガントな酸と存在感のあるタンニン。
カヴァロットは 1928 年から 5 世代続く老舗。古典バローロと言え ば必ず名前が挙がります。現在は栽培担当の「アルフィオ」を中 心に 3 人兄弟によって運営されます。 『バローロの畑は相続で細分化されているが、僕等のブリッコ・ ボスキスは、ほぼ僕達だけの所有。他の畑の影響を受けないの でバローロで初めて有機栽培を導入できた』 1948 年には現在のカンティーナが完成し、カヴァロットの名前で バローロの販売を開始。1967 年には「ブリッコ・ボスキス」の畑名 が認められています。 『バローロの中心、カスティリオーネの中心にあるブリッコ・ボス キス。地質的には 2 億 3,000 年前の漸新世に起源を持つ青 色マールと粘土石灰の混合土壌』 栽培を担当する「アルフィオ」は地質学者でもあり、バローロの地 質を研究しています。バローロとラ・モッラは「トルニアン期」(700 万年前)に起源を持ち砂質と粘土石灰の混合土壌。 セッラルンガ・ダルバとモンフォルテは更に古い時代の「ランギアン期」 (1,300 万年前)の土壌でマンガンや鉄分が多く含まれていて 重たい土壌になっています。 『トルニアン期の比較的若い土壌とランギアン期の古い土壌が ぶつかる場所がブリッコ・ボスキス。その両方の個性を持ってい るので、調和のワインを産む』 このブリッコ・ボスキスにはネッビオーロ、グリニョリーノ、フレイザ、バル ベーラ、ドルチェット、シャルドネ、ピノ・ネロが植えられていて、2 種 類のバローロが生まれる。