Bianco "Pinner" / Cavallotto Bricco Boschis (白)750ml
バローロで初めて有機栽培を導入した老舗カスティリオーネ・ファレットらしい繊細さと力強さを併せ持つ造り手。このワインはピノ・ノワールから造られるので、ほんのりピンクの色調を帯び、繊細な果実味と豊かな味わいが楽しめます。
ブリッコ・ボスキスの北斜面の下部にあり、以前の所有者がフォンタナフレッダのスプマンテ用にピノ・ネロを植えていた区画。クローンはシャンパーニュ・クローンなのでピエモンテでは非常に珍しい。収穫後、徐梗せずに空気圧のダイレクト・プレス。発酵はステンレスタンクで野性酵母のみで行う。温度は 16~18度と低め。9 ヶ月間シュール・リー熟成後、ボトリング。
カヴァロットは 1928 年から 5 世代続く老舗。古典バローロと言え ば必ず名前が挙がります。現在は栽培担当の「アルフィオ」を中 心に 3 人兄弟によって運営されます。 『バローロの畑は相続で細分化されているが、僕等のブリッコ・ ボスキスは、ほぼ僕達だけの所有。他の畑の影響を受けないの でバローロで初めて有機栽培を導入できた』 1948 年には現在のカンティーナが完成し、カヴァロットの名前で バローロの販売を開始。1967 年には「ブリッコ・ボスキス」の畑名 が認められています。 『バローロの中心、カスティリオーネの中心にあるブリッコ・ボス キス。地質的には 2 億 3,000 年前の漸新世に起源を持つ青 色マールと粘土石灰の混合土壌』 栽培を担当する「アルフィオ」は地質学者でもあり、バローロの地 質を研究しています。バローロとラ・モッラは「トルニアン期」(700 万年前)に起源を持ち砂質と粘土石灰の混合土壌。 セッラルンガ・ダルバとモンフォルテは更に古い時代の「ランギアン期」 (1,300 万年前)の土壌でマンガンや鉄分が多く含まれていて 重たい土壌になっています。 『トルニアン期の比較的若い土壌とランギアン期の古い土壌が ぶつかる場所がブリッコ・ボスキス。その両方の個性を持ってい るので、調和のワインを産む』 このブリッコ・ボスキスにはネッビオーロ、グリニョリーノ、フレイザ、バル ベーラ、ドルチェット、シャルドネ、ピノ・ネロが植えられていて、2 種 類のバローロが生まれる。