Valle Isarco Sylvaner R / Kofererhof (白) 750ml
シルヴァーナーは遅霜や寒さに弱いので、日照量の多い南向き斜面に植える事が絶対条件。コフェレルホーフのシルヴァーナーは丘陵の中腹部の南向き斜面のみで栽培されます。1985年に植樹した最も条件の良い真南を向く畑のシルヴァーナーはポテンシャルが高いので、こちらのシルヴァーナー・エッレが造られます。収穫は3回に渡って行われ、1回目の収穫で酸味とフレッシュさ、2回目の収穫でフルーツ。3回目の収穫で旨味と力強さを得ます。ワインとしてのポテンシャルが高いので50%は伝統的アカシア樽で熟成。
全てのワインはノン・マロラクティック。発酵時期が既に寒いのと酸度が高いのでマロラクティックは基本的に起こらない。天然のリンゴ酸と揮発的な品種由来の香をワインに残します。他の地域にはない、石清水にレモンを搾ったかのようなフレッシュさ、ピュアさ。山のミネラルは細かく、繊細で飲み疲れる事はなく、体に染み入るような美しさを感じるはずです。
コフェレルホーフは元々はブドウ栽培農家で、長くアバッツィア ディノヴァチェッラにブドウ売っていました。1995年にワイン造りを開始。畑では科学薬品の使用を避け、使われるのは硫黄と銅のみです(これも最低限の量に限定)。植樹率はヘクタールあたり6000-7000本の高密植。ブドウが育つ畑は限界に近い標高だけに、昼夜の寒暖差は非常に大きく、ブドウには強靭な酸が含まれます。発酵、熟成に関しては基本的にステンレスタンクのみで、マロラクティック発酵は行っていません。出来上がるワインは透明感のある、真っすぐな味わいが魅力。ヴァッレ イサルコ地区の標高は650-900mで土壌は砂質、粘板岩、花崗岩がモザイク状に入り組むモレーン土壌。その中の真南向きの最も条件の良い、特別区画の樹齢36年のシルヴァーナーを使用。ブドウは3回に分けて収穫。1回目の収穫で酸味とフレッシュさ、2回目の収穫でフルーツの風味を。3回目の収穫で旨味と力強さを得ています。ブドウをステンレスタンクで野生酵母のみで発酵、マロラクティック発酵は行っていません。ステンレスタンクで熟成しますが、ポテンシャルが高いので50%は伝統的なアカシア樽で熟成しています。