Refosco Peduncolo Rosso / Ronco Severo (赤) 750ml
長期マセラシオンと長い樽熟成による濃厚で豊かな味わいの赤(品種:レフォスコ)。ブラックベリー、ブラックチェリーといった黒い果実の香りに、スミレのような花のニュアンスも感じられます。しっかりした骨格があり、なめらかで豊かなタンニン。スパイシーな要素がある複雑な味わいです。深みのある味わいはジビエや赤身肉によく合います。
0.7haの畑で収穫は遅く、10月中旬に収穫開始。発酵はトロンコニック大樽で初期は4時間ごとにルモンタージュをしながら、レフォスコでは考えられない120日間の長期マセラシオン。その後、スラヴォニア産大樽に移し変えて24ヶ月間熟成。スパイシーなレフォスコらしさと長い樽熟成でコーヒーやチョコレートのような風味を得ている。
フリウリの特産品である藁と木で出来た椅子の背もたれの上に立ちバランスをとる少年。エチケットとしては個性的ですが、ここに当主、ステファノの考え方が詰まっています。
ナチュラルワインにありがちなエチケットですが、ステファノの絶妙なセンスとワイン造り、そして人生に対する真面目な姿勢が垣間見えるエチケットなのです。
本当に興味深いワインを造りたいなら、大きなリスクをとって、自分自身で楽しみながら苦労しなくてはいけません。ワイン造りはステファノにとって人生と同じなのです。ステファノはカンティーナに生まれるが、地元に留まる事を良く思えず、海外での仕事を選びます。海外で働く内にフリウリの特殊性に気付き始め、ワインの魅力に気付きます。
父親は葡萄を組合に売っていたが、1973年から本格的にボトリングを開始。輸出ではなく、地元の人達の普段飲みの為の日常的ワインを造っていました。
それでも、ヨスコ・グラヴネルに通い、ダリオ・プリンチッチに通い、助言を求め、ワインの向上だけを目指します。徐々にヨーロッパ内で売れるようになり、2000年には日本へも輸出されました。

所有畑は8ha。3ケ所に分かれていて、ゴリッツィアから200km北上したコッリ・オリエンターリのプレポット村に位置します。1km東はスロヴェニア国境。
崩れやすく水分を保持するポンカ。石灰質で硬質なフリッシュ。どちらにも砂岩質が混じり込んでいるので、このミネラル感を葡萄は吸い上げています。
畑は福岡正信を参考に自然農法が導入されています。除草剤もホルモン剤も使用せず、自然の植物や海藻等を使って畑を活性化。病気にも対応しています。
3ヶ所に分かれる畑は全て自然の森を隣接させている。生物多様性を維持する事で葡萄樹の生命力を高めるのが目的。畑の支柱も隣接する森の栗の樹を使用。
1番重要な畑は南南東を向く、段々畑。下部と上部には森が残され、葡萄樹は自然の中に溶け込んでいます。樹齢は80年を超す古樹で収量は僅かに25hl。
1999年からは白ワインの長期マセラシオンを開始。ワイン造りの先生は「ヨスコ・グラヴネル」「スタンコ・ラディコン」「ダリオ・プリンチッチ」というから豪華。可愛がられる性格なのです。
ポンカは泥灰岩、砂質が押し固められたスレート状のもろい石で石灰分を含む。この礫が色々な角度で折り重なっている。その隙間に葡萄根が伸びていきます。
70年代、この地域は政府主導で農薬による効率的な葡萄栽培とドイツ的な正確でリスクの少ないワイン造りが導入されました。これは伝統的ワイン造りの終わりだったのです。
ダリオやクリネッツの力強さとは違い、シュール・リーを上手に使った硬質でバランスの良さが目立つステファノのワイン。リボッラのオイリーさ、ピノ・グリージョの優美さを的確に表現します。











