Chardonnay Estate Sta.Rita Hills / Melville (白)750ml
マロラクティック発酵なしでこれほど豊かな味わいのシャルドネ!ブドウの栽培に重きを置き、醸造をできる限りシンプルにすることにより生まれる極上のワイン。ドライアプリコット、タラゴン、グリルしたメイヤーレモンの生き生きとしたアロマ。スイカの皮、フジリンゴ、ジャスミンのフレッシュなニュアンスが現れ、中盤のリッチでふっくらとした口当たりを縁取る。鮮明な酸がエネルギッシュでフォーカスしたフィニッシュを支えます。
全てサンタ・リタ・ヒルズの自社畑のブドウを使用。クローンは4,75、95、マウント・エデン、ハンゼル、ハドソン、ウェンテなど。シャルドネは主に自 社畑の西側に多く植えられ、異なる砂質の畑がある。西側は海からの強い風が吹きつけられ、土壌も豊かなものでない場合が多いため、シャルドネ種は鮮やかな ミネラル感と凝縮した果実味を持つ。これはサンタ・リタ・ヒルズの特徴の一つである。
全て手摘みで収穫し、全房のまま丁寧にプレス。一晩おいてから10~20年使用したフレンチオーク樽に移され、ゆっくりと発酵へ向かう。マロラクティック発酵は全くなし、澱引きせず、静かに熟成を待つ。新樽を使わず、第二次発酵など、一切手を加えないことで、畑から収穫した時のブドウ本来の味わいを保つ。
メル ヴィル の 創 設 者 、 ロン・メル ヴィル は 父の影響から幼いころより土に親しみ、1987年 からソノ マ の ナ イツ・ ヴ ァレ ー で ブドウ農園を始めました。シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン 、 メル ロ ー など を 栽 培 し 、その品質の高さから周囲の著名なワイナリーがこぞって買い付けていました 。 メルヴィル一家は 1997 年にソノマからサンタ・バーバラへ移ることを決意しました。長年思い描いていた冷 涼な土 地でのピノ・ノワールや シャルドネ造りをサンタ・リタ・ヒルズで始めることにしたからです。 海から1 0マイル(16 キロ)ほどしか離れていないこの地域は、朝夕に霧が立ち込め午後は海からの冷たい風が吹きこみます。この涼しい気候はシャルドネやピノ・ノワ ー ル、 シラーなどの栽培に最適であるだけでなく、生育期が長く、凝縮した味わいを生みます。土壌は石灰質の岩が含まれる砂質で、酸がしっかりとした果実を作りま す。この土地の素晴らしさを確信したロンは、サンタ・リタ・ヒルズのAVA認証(2001年)にも大きく貢献しました。現在メルヴィルの120エーカーの 自社畑では、16種のピノ・ノワールのクローン、シラーを9種、シャルドネを6種栽培しています。メルヴィルでは、それぞれのクローンの持つ特徴や性質を 重要視し、畑でも場所を分けて栽培しています。また醸造の際にはクローン毎に発酵を別々の樽で行い、その個性を最大限引きだす努力を惜しみません。ロンの 息子、チャッドは1997年から父や兄弟と共にブドウ栽培に携わってきました。家族と共に、自分たちの土地で自らの手でブドウを育てワインを造る、この工 程を全て自社で行うことに大きな誇りを持っています。2015年に醸造家としてのポジションにつき、ブドウ栽培やワイン造りに対する情熱をますますワイン に注いでいます。