LA MASIA CHARDONNAY DON MIGUEL VINEYARD / MARIMAR ESTATE(白)750ml
「アメリカで最も有名なスペインワインの第一人者」が全てを注ぎ込むワイナリー。単一畑のシャルドネのみを厳選した上質な白ワイン。ラ・マシーアは単一畑のブドウのみを使用して造られるプレミアム・シリーズです。こちらのシャルドネは畑から醸造、熟成に至るまで、どれをとっても非常に手間を掛けて行われており、余韻まで長く続く上質な味わいがお愉しみいただけます。
熟したリンゴや洋梨などの甘やかな果実のアロマに、ハチミツやトースト、バターなどの香ばしいニュアンスと清涼感を感じさせるセージの風味が見事に調和した複雑な香りが広がります。口に含むと感じられる、クリーミーな口当たりに、樽のフレーバーが特徴の芳醇な果実味が印象的。爽やかで上質な酸と、仄かな清涼感が凝縮感のある味わいに上品さをプラスさせ、心地よい余韻へと導きます。
新樽率39%のフレンチオーク樽にて澱と共に9ヵ月間熟成
スペインのバルセロナの近郊、ペネデス地方でワインを造り続けて140年以上という長い歴史を持つワイナリー、トーレス。長年の経験を土台とし、1960年代から国際品種のワイン造りやステンレスタンクの使用など、積極的に革新的なワイン・メイキングも採用する、スペインワイン界きっての名門ワイナリーです。
マリマー・エステートは、そんなトーレス家の長女マリマー・トーレス氏がカリフォルニアの地で手掛けるワイナリーです。マリマー氏は1945年、スペインのバルセロナに生まれ、バルセロナ大学でビジネスと経済学の学位を取得したのちに、スタンフォード幹部プログラムを卒業。6ヵ国語を流暢に操る彼女は卒業後、アメリカでトーレスの輸出部長としてトーレスワインの拡販に努め、就任当初、年間1万5千ケースほどであったワインの輸出量は、彼女の活躍により10年で10倍の15万ケースにまで成長したのです。
マリマー氏が輸出部長に就任した当時は、ワインビジネスに女性の出る幕は無いという固定観念が強く、これほどの成功を治めるのは容易なことではありませんでした。しかし、その努力と商才が実を結び、今では「アメリカで最も有名なスペインワインの第一人者」と呼ばれるほどの人物になったのです。
アメリカでワインビジネスを極めたマリマー氏は、カリフォルニアのソノマ・コーストでも特に涼しく美しいグリーン・ヴァレーに魅せられ、自らワイン造りを行うという新たな目標を掲げます。この地にワイナリーを構えるに先立ち、カリフォルニア大学デイヴィス校で1年間ワイン醸造学とブドウ栽培学を修得。マリマー氏のこだわりが全て注ぎ込まれたワインは、今や世界トップクラスのクオリティを誇り、ワインラヴァーを魅了し続けています。
マリマー・エステートがソノマ・カウンティに所有する、“ドン・ミゲル・ヴィンヤード”。マリマー氏の父親の名を冠したこの畑はロシアン・リヴァー・ヴァレーのサブ・アペラシオンであるグリーン・リヴァー・ヴァレーに広がっています。 約32haの畑は太平洋から16km、南東向きの斜面に位置。太平洋からほど近いの距離のため、太平洋から立ち込めてくる霧により、強すぎる日差しを和らげ、適度に熟したブドウを収穫することができます。土壌は火山起源と海洋堆積物の「ゴールド・リッジ」と呼ばれる水はけのよい砂質ローム土壌。太平洋から吹く冷たい海風が寒暖差を生み出すこの地は、ブドウ栽培に最適の環境です。この気候を活かし、シャルドネとピノ・ノワールに特化した有機栽培を行っています。 マリマー氏はブドウ畑のあり方にこだわり、「エステートのブドウのみで造られる、土地の地方色を強く反映したワイン造り」というヨーロッパの伝統を重んじています。2001年よりオーガニック農法を取り入れ、ブドウの搾りかすや藁を含んだ堆肥を使用。被覆作物を植えることで益虫を呼び寄せ、さらにフクロウによるリスの捕食や羊による除草など、自然の理にかなった栽培方法を取り入れています。 また、ブドウの植樹はブルゴーニュの一級畑にも匹敵する1haあたり約5,000本を超えており、カリフォルニアの一般的な畑より高密度。密集栽培は、ブドウの樹同士が土地の養分を競って奪い合うため、地中に深く根を張り、果実に栄養を集中させるようになります。当然ながら生産量は減ってしまいますが、その分凝縮し、繊細で高貴なアロマを持つブドウが生み出されるのです。 仕立ては、地熱の恩恵を受けられるようブドウを地表近くで実らせ、垣根仕立てを採用。また、ワインの味わいに複雑味を備えるために、いくつかのクローン品種を栽培しブレンドしています。
![ラ・マシーア・シャルドネ・ドン・ミゲル・ヴィンヤード[2020] マリマー・エステート](https://image1.shopserve.jp/wineya.com/pic-labo/IMG_7477.JPG?t=20240808113029)
