S&X / DOMAINE MILAN (赤) 750ml
長年ドメーヌミランで醸造を担当したセバスチャン・グザヴィ エの頭文字を冠したキュヴェ。最後に収穫した完熟のグルナッシュを醸し後、樫樽で12 ヶ月間発酵・熟成。濃い小豆色の外観、桃とプラムの香り。完熟したグルナッシュのパワーで口いっぱいに広がる果実味はなぜか重すぎず、上品なエレガントさと柔らかさで、ピノノワールを彷彿とさせる味わい。すっと体に染みこんでゆく。使用品種:グルナッシュ
1956年から続くドメーヌ・ミランは、プロヴァンスのサン・レミ・ド・プロヴァンスに居を構える生産者。機械的作 業(フィルター掛けや吸引ポンプを使ったワインの移動、サイフォンを使った瓶詰め等…)、人為的介入、添 加物などは一切加えない、ワイン造りは技術的なものでなく、ブドウ樹と自然と人間の共同作業だと考える 自然派生産者。畑ではビオディナミの考えを取り入れたビロジック農法を採用。 アンリは、幼い頃から父のそばでブドウ樹に触れ育ってきた。8歳の頃には、ブドウという素晴らしい植物に 恋に落ちていたのだとか!そんなアンリが本格的にワイン造りをスタートさせたのが1986年から。その後、父 のもとでワイン造りを学ぶ。1996年に「フランスにおける土壌微生物学の権威」と名高いクロード・ブルギニョ ンと、ビオディナミ農法で造るワインが「奇跡のワイン」と呼ばれ、フランスで熱狂的な信奉者を抱える「レ・カ イユ・デュ・パラディ」のクロード・クルトワ、との出会いがあり、アンリが進むワイン道に大きな影響を与え、方 向性が確固たるものとなった。2000年にはSO2無添加のワインを初めて瓶詰め、2007年には意思を持って AOCの枠から離脱、2009年ヴィンテージからは全てVDFのカテゴリーで枠に囚われない本物のワイン造り をしている。数年前よりアンリの息子・テオに代替わりし、新しいスタイルのワイン造りへの挑戦に積極的で、 且つしっかりとした管理を行うことで安定したワインを提供するスタイルを築いている。