LUDI / Velenosi Ercoel (赤) 750ml
ワイン名の「ルディ」とは、ラテン語で「ゲーム、チャレンジ」の意味です。ボトルの絵は、アンリ マティスの絵画「ダンス」を参考にしています。畑は、標高200~270mのアスコリ ピチェーノに近い斜面にあります。土壌は石灰岩の混じる粘土質。10月半ばの早朝か夕方に収穫し、小さなトレイに入れて低温に保ちながらワイナリーへ運びます。除梗してから、温度管理とルモンタージュが出来る100hLのステンレスタンクで発酵。醸しは28日間です。厳選したフランスのメーカーの新樽で18~24ヶ月熟成させます。メルロとカベルネにはライトローストの樽を、モンテプルチャーノはミディアムローストの樽を使っています。出来上がったワインを、樽から選りすぐってブレンドします。濃いルビーレッド。魅惑的なスパイシーで熟した果実の香り、さらにオーク樽からの香りがあります。ソフトでたっぷりとしていて、しっかりとした構成があるため、熟成してさらに良くなります。葡萄品種: モンテプルチャーノ主体、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン
「1984年若い二人が、アスコリ ピチェーノでゼロからワイン造りをスタート」 当時アンジェラは20歳、夫のエルコレ は25歳でした。親は跡を継ぐことを望みましたが、自分たちがやりたい仕事で成功したいと考えました。僅か9haの畑で、ロッソ ピチェーノ イル ブレッチャローロ(I251)とファレーリオ(I250)の二種のみでスタートしました。当初は資金も無く、親の援助も得られず、ワイン造りの知識もなく、産地としても無名だったため、今日のような成功を収めるまでには大変な苦労がありました。昼は畑とセラーで働き、夜は懸命にワイン造りの勉強をしました。現在、家族経営のワイナリーとしてはマルケ州で2番目の規模となり、世界48ヶ国に輸出するまでとなりました 「アドリア海とアペニン山脈に挟まれた、葡萄栽培に理想的な環境」 畑は全てが斜面に位置します。日中は日当たりがよく葡萄を湿気から守り、冷たい海風が吹き抜け、雨が降っても葡萄を乾かします。日夜の寒暖差が激しく、ワインに豊かな香りと酸をもたらします。 「土着品種へのこだわり」 赤はサンジョヴェーゼとモンテプルチャーノをブレンドしていることが特徴です。白は、地葡萄のペコリーノやパッセリーナを使用します。それは、自分の故郷とその葡萄を愛しているからです。また、人々に分かりやすく、品種の個性が際立つことも理由です。 「スタンダードクラスはヴェレノージを知るきっかけ」 全てのワインについて同じ姿勢で向き合い、同じ労力をかけています。それは、エントリーレベルのワインは、幅広い人々の元に届き、ヴェレノージのワインを知るきっかけとなる名刺のようなものだと考えるからです。また自分が造りたいスタイルに合わせるのではなく、ワインが語りかける声に耳を傾け、ワインの個性に沿った造りを心がけています。